オーガニックカラーなら髪が痛みにくい理由

オーガニックカラーなら髪が痛みにくい理由

髪を傷めない毛染め方法といえば、美容室のオーガニックカラーですよね。なぜオーガニックだと髪に優しいのか、普通のカラーリング剤との違いなど、オーガニックカラーの疑問に答えました。
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何度もカラーリングしたら髪がパサパサ、枝毛切れ毛が悩みになりますよね。

そんな時におすすめなのが、髪と地肌に優しい美容室のオーガニックカラーなんです。

オーガニックカラーはなぜ髪に優しいのか、どこで染めれば良いのか、気になるところですね。

そこで、普通のカラー剤との違いやサロンの選び方など、オーガニックカラーについての情報をまとめました。

今注目のオーガニックカラーとは?

まず、一体どんなカラーリングがオーガニックカラーと呼ばれるのでしょうか。

実はカラー剤の原料によって、普通のヘアカラー剤とオーガニックカラーは区別されるんです。

  • 有機栽培された植物オイルやハーブエキス配合のヘアカラー剤
  • 刺激成分を控えた髪に優しいオーガニックカラーも多い
  • オーガニック成分と低刺激配合で髪が傷まずツヤも出る!

地球環境に良いオーガニック成分が配合されたカラーリング剤

オーガニックカラーとは、有機栽培された植物原料が配合されたカラーリング剤の事です。

有機栽培とは、農薬や化学肥料、遺伝子組み換え技術を使わないクリーンな農法の事ですね。

大地を汚さず作られたヘアカラーなので、地球環境にとっても優しいんです。

オーガニックカラーはおしゃれに髪を染めながら、地球環境に良いことができるんですね。

オーガニックのヘアケア成分配合だから髪が傷みにくい

また、オーガニックの成分とはハーブエキスや天然オイルなど、髪や地肌を保湿して柔らかくする成分です。

オーガニック成分が枝毛や切れ毛を防ぎ、しっとりまとまりのある髪を作ってくれるんですね。

また、オーガニックカラーは毛染めに必要な刺激物質の量を抑えた配合の商品が多いのも特徴です。

オーガニックカラーという呼び名は「髪に優しいカラー剤」というアピールでもあるんですね。

髪が染まる仕組みはオーガニックも普通のカラーリング剤も同じ

しかし、オーガニックカラーが髪を染める仕組みは普通のカラー剤と一緒です。

美容室でよく使われるカラー剤は、2ヶ月ほど色が持続する酸化染料と呼ばれるタイプになります。

キューティクルを開く1液のあと、元の髪色を脱色しながら染料の発色を促す2液を塗って髪を染めるんです。

このキューティクルを開く時のアルカリ剤、色を定着させたり脱色する過酸化水素が髪を傷めるんですね。

多少の違いはありますが、オーガニックカラーも髪が全く傷まないわけではないんです。

後でおすすめのオーガニックカラーを紹介しますが、より低刺激なものを自分で選ぶことが大切になります。

市販のおしゃれ染め剤にはオーガニックカラーは無い

そして、日本国内のドラッグストアで買える毛染め剤でオーガニックのものはまずありません。

オーガニックカラーで染めるなら、美容室でオーガニックカラーのコースを選びましょう。

ちなみに、市販の毛染め剤は刺激物質のアルカリ剤や過酸化水素の量が美容室のものより濃いめです。

これはプロの美容師さんでなくても上手に髪が染められるよう、成分を濃くしているためなんですね。

なので市販の毛染め剤より、美容室で染めたほうが髪は傷まないんです。

どんなオーガニックカラー剤を使ってる美容室を選んだら良いかは、後でおすすめを紹介したいと思います。

オーガニックカラーと普通のカラーリング剤どっちが良い?

ここまでの説明で「結局、オーガニックカラーがいいって事だよね?」と思った人もいるはずです。

でも実は、オーガニックカラーには不得意な事もあるので一概には言えません。

自分のなりたい髪の色に合わせてカラー剤を選ばないと、イメージ通りの色にならない事も多いんですね。

そこで、どんな時にオーガニックカラーを選ぶのが良いのか、希望のスタイリング別に説明したいと思います。

  • ツヤ重視のダークトーンの色ならオーガニックカラーで染めるのが正解!
  • 鮮やかで透明感のある発色が欲しいなら普通のカラー剤が良い場合もある
  • 白髪染めならオーガニックヘナを使って自宅で染めるのもおすすめ

ダークな髪色とツヤを追求するなら断然オーガニックカラー

ここまで説明したとおり、地肌や髪の健康を考える人にはやっぱりオーガニックカラーですね。

刺激成分のアルカリ剤や過酸化水素を少なく抑えたり、別の成分に置き換えたものが多いんです。

ただし、刺激を抑えたカラー剤だと、発色が暗めだったり色の持ちが続かない場合もあります。

具体的には明るいピンクやオレンジ、透明感のあるカラーはオーガニックだときれいに出なかったり、色が早く落ちてしまう事があります。

逆に、オーガニックカラーでダークな色に染めると、ツヤと色のニュアンスが出て素敵ですよ。

ブルー系やアッシュ系のオーガニックカラーなら、色落ちしても髪色が自然なのでおすすめですね。

鮮やかにしっかり髪を染めるなら普通のカラーリング剤

一方で、鮮やかな髪色、透明感のある発色が欲しいなら普通のカラーリング剤がおすすめです。

髪へのダメージはありますが、しっかりブリーチしてから染めるダブルカラーだとさらに発色が良いんですね。

ピンク系やオレンジ系、外国人風の明るいアッシュカラーはダブルカラーがおすすめです。

最近では、髪を傷める金属成分から髪を守るイルミナカラーも大人気ですね。

カラーリングのコースを選ぶ時には、どんな髪色になりたいか、しっかり決めておくのが大事なんです。

白髪はオーガニックヘナで染めると髪がツヤツヤに!

もし白髪を染めるなら、自宅でオーガニックヘナを使うのもおすすめです。

ヘナは天然の植物染料で、オーガニック栽培のものが市販されているんですね。

粉末をお湯で溶いて髪に塗り、3時間程度置いておくだけで白髪がきれいに染まりますよ。

白髪はすでに色素が抜けているので、脱色して色を入れなくてもヘナの染料だけで十分染まります。

しかもヘナのローソン色素は髪をコーティングするので、ツヤやコシが増すトリートメント効果もありますよ。

もし、白髪を染めるためにオーガニックカラーを探しているなら、ヘナを検討しても良いでしょう。

オーガニックカラーをしてくれる美容室の選び方

「ダークなツヤ髪にしたいから、オーガニックカラーに挑戦しよう!」と決めたら、次は美容室探しですね。

しかし、オーガニックカラーのコースがある美容室はけっこう多くて選ぶのが大変です。

どんな美容室でオーガニックカラーをしたら良いか、選び方も紹介しますね。

オーガニック認定を受けたカラーリング剤を導入してる

まず、本格派のオーガニックカラーを体験するなら、カラー剤の種類が大事です。

オーガニック化粧品の認定を受けているカラー剤なら、オーガニック成分の配合率が高いんですね。

環境保護や髪への優しさにこだわるなら、オーガニック認定を受けているかチェックしてみましょう。

もし、使ってるカラーリング剤がわからないなら、美容室に問い合わせてもOKですよ。

オーガニック認定について知っている美容師さんだと、勉強熱心で腕も良さそうですよね。

後でおすすめのオーガニックカラー剤も紹介するので、ぜひ参考にして下さいね。

髪を傷めずに染めるならブリーチしないワンカラーがおすすめ

そして、髪を傷めないためにはブリーチせずに染めるワンカラー式カラーリングがおすすめです。

色をきれいに入れるには、先にブリーチして髪を明るくするほうが良いですが、強力な脱色は髪が傷みます。

これでは、髪に優しいオーガニックカラーの意味が薄くなってしまいますよね。

オーガニックカラーで染めるなら、ワンカラーでちょっと髪色のニュアンスを変えるくらいがおすすめですよ。

美容室でのオーダーは、ぜひワンカラーでお願いしましょう。

おすすめのサロン向けオーガニックカラー3選

では、具体的にどんなオーガニックカラーがおすすめなのか紹介したいと思います。

ひとくちにオーガニックカラーと言っても、髪に優しいタイプや、発色が良いタイプまで個性があるんです。

いずれも美容室専用の毛染め剤なので、サロン選びの参考にしてくださいね。

ヴィラロドラは92%が天然成分のオーガニックカラー

ヴィラロドラはなんと、原料の92%がオーガニックという自然派のカラー剤です。

ホホバやオリーブなどオーガニックオイルの効果で、髪が柔らかくしっとり仕上がりますよ。

つーんとした臭いや染みる感じが無く、地肌にやさしいのも人気の秘密です。

ヴィラロドラは色味がダークで深みがあり、自然な髪色に仕上がりますよ。

そして、おしゃれ染めと白髪染め、両方に対応しているのも嬉しいポイントです。

白髪染めに使う濃い色と、おしゃれ染めの明るい色をブレンドして理想の色を作ってもらえます。

白髪染めのついでにイメージチェンジしようかな?というときにおすすめのオーガニックカラーです。

髪が傷みにくく色数も多いエッセンシティカラー

エッセンシティカラーは色数が65色もあり、絶妙なカラーに染められるオーガニックカラーです。

アルカリ剤のアンモニアを抑え、地肌への刺激も臭いもカットした肌に優しいカラー剤ですよ。

頭皮の炎症を抑えるハーブ、髪を保湿してツヤを出すミツロウやオイルなど、オーガニック素材が髪をしっとりツヤツヤにケアするのも良いですね。

自然由来成分の割合も89%と高く、オイルやグリセリンなど保湿成分の力で染料を浸透させる独自技術で染めるので髪も傷みにくいんです。

オーガニック大国のドイツ生まれの毛染め剤なので、エッセンシティカラーは信頼のクオリティですね。

医薬部外品の染毛剤だから鮮やかに染まるナプラ

ナプラのエヌドットカラーは、オーガニックオイルやハーブエキスを配合したカラー剤です。

地肌をいたわりつつ、普通のカラー剤と同じ強さで染毛するのでしっかり色が乗りますよ。

オーガニックカラーでもしっかりビビットに染めたいなら、ナプラがおすすめです。

おしゃれ染めも白髪染めも、両方のラインがあるのも良いですね。

ちなみに、ナプラは色持ちが最も良い酸化染料なので、医薬部外品として扱われます。

白髪が染まる市販のオーガニックヘナカラー3選

美容室でのオーガニックカラーはいろんな色があって魅力的ですね。

しかし、自宅でこまめに白髪を染めないといけない人にはお金がかかりすぎるという問題があります。

それなら、自宅でオーガニックヘナを使って白髪染めしてみましょう。

ドラッグストアでオーガニックのヘナは取り扱いがありませんが、ネット通販なら色んな種類があるんです。

手軽に白髪も染まるライトマウンテンのナチュラルヘアカラー

ライトマウンテンはオーガニックヘナの中でも扱いやすく、初心者向けのヘナです。

水で溶いた時にダマになりにくく、ヘナ独特の青臭い臭いも控えめですよ。

色の入りは控えめなので2度染めするか、白髪の量が少ない人におすすめです。

ナチュラルコスメが揃う通販サイトiHarbで1回分641円とリーズナブルなのも良いですね。

日本人の黒やブラウンの髪を染めるなら、ブラックやミディアムブラウンがおすすめです。

色をブレンドして好みの色に染められるIPMヘナ

IPMヘナはインドで作られたオーガニックヘナと、インディゴ染料を混ぜて使います。

オレンジ感が強いヘナと、ブルーのインディゴを混ぜると、白髪がダークブラウンに染まるんですね。

好みの色を目指してヘナとインディゴをブレンドすると良いでしょう。

また、ヘナで染めた後にインディゴでもう一度染めると、きれいな黒髪に染まりますよ。

色んなテクニックで理想の髪色に染められる、IPMヘナは上級者向けアイテムと言えますね。

しっかり染めたいならむぎごころのオーガニックヘナ

むぎこころのオーガニックヘナは100gで1,870円と、値段がちょっと高めです。

しかし、髪を染めるローソン色素が基準値以上のプレミアムなヘナしか使わないので、むぎごころのヘナは染まりが断然良いんですね。

ヘナは天候に左右されて、同じ産地でもローソン色素の量が変わってしまう植物なので、色が入りにくい不作の年もあったりします。

そう考えると、しっかり染まるヘナだけを厳選してくれるのは凄く嬉しい事なんですね。

ヘアカラーが入りにくい髪質の人、しっかり染めたい人にはむぎごころのヘナがおすすめです。

オーガニックカラーについてのまとめ

では最後に、オーガニックカラーについて大事なポイントをまとめますね。

  • 美容室のオーガニックカラーは髪や地肌、環境にも優しい
  • 鮮やかな色に染めるなら普通のヘアカラーが良い場合もある
  • 白髪染めならオーガニックヘナを使うのもおすすめ

オーガニック原料の割合が高いオーガニックカラーは、環境にも頭皮にも優しかったんですね。

しかし、鮮やかに染めたい場合はイルミナカラーなど、通常のカラー剤を使ったほうが良い場合もあるんです。

そして、白髪染めしたい場合は自宅でオーガニックヘナで染めるのも良いんですね。

自分のなりたいヘアスタイルに合わせて、上手にカラー剤を選びましょう。

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