食べ物を選ぶ時、食品に残る農薬や添加物が心配な事ってありますよね。
特に小さな子供に食べさせるご飯、妊娠中の食事にはより神経を使うと思います。
そこで注目なのが、安全性が高いオーガニックの食品なんです。
農薬を使わず、クリーンな土地で育てるので、オーガニックの作物は安全性が高いんですね。
そしてあまり知られていませんが、オーガニックを選ぶ事は世界を幸せにする事でもあるんです。
オーガニック食品を選ぶ意味やメリットについて、紹介したいと思います。
まずは今更聞けない大事なポイント、オーガニック食品って何?という事から説明しますね。
自然な環境で育てている、安全な野菜など、ふんわりしたイメージしか無いのが普通だと思います。
実は、オーガニック食品には国の法律で決められた、厳格な基準があるんです。
日本のオーガニック食品を知るのに大事なポイントはこの5つ、それぞれ詳しく説明しますね。
オーガニック食品とは、有機栽培で育てた農作物、それを使った加工食品や畜産物の事です。
土を汚す農薬は使わず、大地や太陽の恵みで農作物を育てるのが有機栽培なんですね。
昔で言う無農薬栽培よりも有機栽培のほうが基準が厳しく、化学肥料や遺伝子組換えの種子を使わないのもルールです。
過去2年は農薬や化学肥料を使っていない農地で育てるなど、オーガニック食物は土の汚染にも気を配ります。
お肉や卵など畜産物にもオーガニックのものがあり、有機栽培の餌を与えて育てるんです。
成長促進剤やホルモン剤、抗生物質を与えないのもオーガニック畜産物の特徴ですね。
農薬や化学肥料のほか家畜に与える薬品もカット、だからオーガニック食品は安全なんです。
でも、本当にみんなオーガニックの基準を守って野菜を作ってる?そんな疑問も浮かびますよね。
ニセのオーガニック食品が出回らないよう、日本では農林水産相が有機栽培の認定基準を決めているんです。
ここまで説明したオーガニックの基準も、農林水産省が決めたものなんですね。
加工食品も基準が厳しく、なんと原料の95%も有機栽培でないとオーガニックとして表示できません。
しかも、本物のオーガニック食品か、国が認めた認証機関が検査してから認定が行われます。
オーガニックの基準に合格すれば、国が定めた有機JASマークが表示できるんです。
雲の形の有機JASマークを覚えておけば、本物のオーガニック食品を間違いなく選ぶ事ができますよ。
このように、オーガニック食品はしっかり品質が確保された食べ物なんですね。
そこで気になるのが「オーガニック食品を選ぶと何が良いの?」という部分ですよね。
オーガニック食品を選ぶ意味について、大事な3ポイントに分けて説明したいと思います。
作物に残るような禁止農薬を使わないので、オーガニック食品なら安全性バッチリです。
生のままサラダでパリパリ食べても安心、子供に食べさせるには1番良いですね。
加工された国産オーガニック食品も、95%以上がオーガニック材料なので安心感が違います。
オーガニック加工食品に使って良い添加物は農林水産省が決めており、すべて天然由来で安全な成分です。
添加物や残留農薬に敏感な人は、オーガニックを選ぶ意味が大きいんですね。
また、オーガニックの野菜は強い農薬を使えない分、手をかけて育てる事になります。
虫や病気の対策も人の目で丁寧にチェック、手がかかった上質な野菜に育つんですね。
甘くておいしいオーガニック野菜は箸も進み、パクパク食べられちゃうのも最高です。
食物繊維豊富な野菜で便秘もスッキリ、野菜から感じる土の香りにも心が洗われますよね。
オーガニックの野菜を食べると、心身に溜まった余計なものをデトックスできるんです。
そして決定的に普通の野菜と違うのが、オーガニックを選ぶ事は世界を良くするという事です。
オーガニックは地球環境や農作物を育てる人、動物たちを幸せにする生き方なんですね。
ヨーロッパでは、この世界を良くする考えこそが、オーガニックの価値とされているくらいです。
オーガニックの「生き方としての魅力」について、詳しく紹介したいと思います。
オーガニックを選ぶメリットは安全だけでなく、環境保全、貧困対策、動物の幸せにもつながります。
でも農薬や化学肥料を使わない事が、なぜ貧困対策や動物の幸せに関係するの?と思いますよね。
オーガニック食品を選ぶ事で世界が良くなる仕組みは、思ったよりシンプルなんです。
強い農薬を使うと、畑の周辺に住む虫や植物が死んでしまい、生態系が壊れてしまいます。
そして、病気や寒さに強い遺伝子組換え作物は、他の植物を押しのけて増えてしまう事もあるんです。
中には虫たちが食べると死ぬ、殺虫剤いらずの遺伝子組換え作物なんてものもあります。
想像するよりずっと、農薬や遺伝子組換えは自然を壊す原因になるんですね。
昔は日本中にいた蛍も、農薬や化学肥料による水の汚染で姿を消してしまいました。
もし、農薬や遺伝子組換え種子を使わないオーガニック農法が広がれば、蛍が戻って来るかも知れません。
オーガニック食品を選ぶ事は、未来に美しい自然を残す事に繋がるんですね。
「食べ物といえば国産が安心でしょ?」と思われるかも知れませんが、輸入のオーガニック食品にも注目です。
産地が発展途上国でも、ヨーロッパのオーガニック認定団体が運営する農場で作られた食品が多いんですね。
適正な値段で発展途上国からオーガニック作物を買えば、農場で働く人たちの生活が豊かになります。
この考えをフェアトレードと言い、世界の貧困問題を解消する運動なんです。
発展途上国の子供達が学校に行けたり、きれいな水が飲めるようになる様子を想像すると嬉しいですよね。
世界中の人がハッピーになれるよう、オーガニックのコーヒーやオイルをギフトで贈るのも良いでしょう。
オーガニックの考え方はお肉や卵など、畜産物にもあてはまります。
日本のオーガニック畜産物の基準でも、動物にストレスや苦痛を与えない飼い方が決められているんですね。
十分な広さがあって換気の良い場所で飼う、自由に新鮮な水や飼料を食べられるようにする、殺す時も苦しめない事などが決められています。
これが動物の幸せや権利を認める考え方、アニマルウェルフェアなんですね。
狭い檻で虐待されているより、運動して好きな時に食べている元気な動物からのほうが、質の良いお肉や卵が作られるのも事実です。
有機栽培という意味以外にも、オーガニックは広く「世界を良くする生き方」と言えるんですね。
安全でおいしくて、世界をちょっとだけ良くする事ができる、それがオーガニック食品だったんですね。
でもオーガニックの食品はどこで買えるのか、具体的に思いつかない人も多いと思います。
オーガニック食品はどこで購入できて、どこで買うのが1番おすすめなのか紹介しますね。
有機栽培の野菜は、たまにスーパーに並んでいるのを見かけますよね。
デパートでは有機栽培野菜の専門店が出来たり、だんだんオーガニック食品が買いやすい時代になりました。
ただ、有機栽培野菜だと種類が選べなかったり、そもそもオーガニックの食材を置いてないお店も多いんです。
そこでおすすめなのが、オーガニックの野菜を家まで届けてくれる食材宅配なんですね。
新鮮な食材宅配は今まさにブームなので、好きな食材宅配サービスを選ぶ事ができます。
オーガニックの野菜や加工食品を扱っているサービスだと、この3つがおすすめですよ。
1番のおすすめは、取り扱い商品の100%がオーガニックのビオ・マルシェです。
オーガニック専門の宅配なので、わざわざ有機栽培のものを指定して買わなくてもOKなんですね。
有機野菜セットを選べば、旬のオーガニック野菜を定期的に届けてもらえるので便利ですよ。
ビオ・マルシェの野菜は国産で新鮮なものばかりなので、味が濃くて食べ応えもアリです。
野菜はバラ売りも対応しているので、いろんなオーガニック野菜を味わう事ができますよ。
大地を守る会やらでぃっしゅぼーやも、オーガニックの野菜や加工品を扱っているのでおすすめですね。
また、オーガニックな野菜料理を出してくれるお店も増えています。
有名なお店はチェーン店も出店するほどの人気なんですね。特におすすめなのが、この3つのレストランです。
薬膳やチーズなど、オーガニック以外のウリも気になるお店ばかりです。
心身のリフレッシュやデトックスのため、レストランでオーガニック野菜料理を食べるのも良いですね。
外食も良いですが、有機野菜そのものが美味しいので、お家で簡単お料理しても最高です。
実はオーガニック野菜ソムリエという資格もあり、おいしい食べ方を公開するソムリエさんも多いんですよ。
ソムリエのレシピを参考に、オーガニック野菜をおいしく食べるコツや、簡単なレシピを紹介しますね。
まず、オーガニック野菜は生のままスムージーにすると、栄養をそのまま摂取できます。
トマト、パプリカ、オレンジを氷と一緒にミキサーにかけるだけで、自然な甘さのスムージーが完成です。
オーガニックのものなら、オレンジやレモンを皮ごとスムージーやジュースにしても安心です。
果物の皮にこそ食物繊維やビタミンが豊富なので、オーガニックな皮ごとスムージーを作ってみましょう。
オーガニックの野菜を食べるなら、食感や野菜の味を感じられるチョップドサラダも良いですね。
野菜やお肉をサイコロ状にザクザク切って混ぜ、スプーンで頂くのがチョップドサラダです。
アボカドやサラダチキン、蒸した豆など定番の具材のほか、オーガニックのものなら人参や林檎を皮ごと切って入れてもおいしいんですね。
豪快にスプーンですくって食べれば歯ごたえも満腹感もしっかり、ダイエットに最適なメニューです。
ちょっと手をかけるなら、オーガニック野菜を皮のままグリルで焼くのもおすすめです。
人参やだいこん、玉ねぎなどをじっくり高温でグリルすると、生とは比べものにならないほど甘くなります。
大きめに切って200℃の高温で焼き、20〜30分様子を見ながらじっくりグリルしましょう。
おすすめの味付けはシンプルな塩胡椒が1番おすすめ、野菜の甘みがより引き立ちますよ。
オーガニックの野菜は味や香り、ついでに栄養も大事にしながらおいしく頂きましょう。
では最後に、オーガニック食品について大事なポイントをまとめたいと思います。
安全基準を国がしっかり決めているので、オーガニック食品は安心して食べられるんですね。
しかも、オーガニック食品を選ぶ事で環境や貧困の問題、動物の幸せも守る事ができます。
最近は有機栽培野菜の宅配サービスを使えば、オーガニックの野菜が簡単に手に入るのも嬉しいですね。
オーガニックの食品は値段が高いですが、食べ物の安全や世界を未来を良くする投資と考えましょう。
自分だけじゃなく、地球環境や世界の幸せを考えられる人になる。それもオーガニックの良さなんですね。